2015年06月26日
静岡県のフラット35利用率はワースト5位内
住宅金融支援機構さま主催の、ファイナンシャルプランナー連絡会議に参加しました。
住宅ローンの現状やフラット35の新制度などの紹介だけでなく、
利用者の皆さんに、住宅ローンをしっかり選んでいただくのには
どうしたらいいのか、意見交換をしました。
全国的に、住宅ローンを借りる人の中でフラット35を利用するのは12〜13%。
しかし、静岡県では10%を切る低い水準で、他の都道府県と比較しても
常にワースト5に入っている状況だそうです。
逆に変動金利型の住宅ローン利用率は90%近く、「みんな変動」という
状況です。
堅実な県民性のように思っていましたが、なぜでしょうか?
実務や現場に関わっていると、さまざまな「大人の事情」が見え隠れします。
お金を貸したい金融機関の事情。
予算を上げて欲しい住宅会社の事情。
打ち合わせに時間を掛けられない営業マンの事情。
もちろん、変動金利がいけないというわけではありませんが、
世論?や風潮?が多分に影響している面もあるでしょう。
金融教育が進んでいるアメリカでさえ、リーマンショック前は
(リーマン・ショックのようなことは)「起こるはずもない」
「大手の証券会社が簡単に潰れるなんてことはない」
という大きな流れがありました。
沢山の金融のプロと呼ばれる人たちが路頭に迷う危機を見抜けなかったのです。
リスクというのは、過小評価しすぎないよう、
甘くて優しい言葉に惑わされないよう、
「大人の決断」が出来るようになりたいですね。
Posted by FP-Dai at 21:25│Comments(0)
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